単元10 第一章 自分もお客様も幸せになれる価格設定の考え方 / サロン開業Web講座

さあ、サロンメニューの価格はどう決めましょう。
この単元では、
1.安易な価格設定が招いてしまう怖さの解説
 に始まり、
2.三つの教科書的な価格設定方法を知って基本
 を踏まえ、
3.顧客心理に基づいた価格設定の応用テクニック
 をご紹介します
実際のサロン開業対策講座では、
上記に続けて、個々のご状況にあわせて、
一緒に価格を設定を行っていきます

1.安易な価格設定が招いてしまう怖さの解説
価格設定で陥りやすい失敗というのは、
高すぎるケース、安すぎるケースとありますが、
ご相談をお受けする中で、よくあるのは、
「高すぎるとお客様が来ない不安」や、
「自分の技術にまだ不安がある」などの理由で
価格を低く設定してしまい、
開業後につらい想いをされるパターンです。
はじめての開業では、当然不安なお気持ちはわかるのですが、
サロン開業を成功させるためには、
この事態はぜったいに避けなければなりません。
陥りやすい このつらい事態とはどのような状況でしょう。
具体的な事例をご紹介しましょう。
以前、サロン経営のお手伝いした方の中に、
もともと施術をすることが大好きで
これを仕事にしたいと個人サロン開業をされた
30代の女性がいらっしゃいました。
ご相談に来られた時点で、すでに数名のお客様もついていて、
マンションでサロン開業をされていました。
近くに2,980円の格安ほぐしサロンがあったことから、
「お客さまはそこと比べて安くないと来ないだろう」と
2,800円でほぐしのボディケアを提供されていました。
開業して初めのころは、空いている時間も多かったことが、
個人サロン経営者としての彼女の心にさらなる不安を招き、
「ほかのサロンとの差別化しよう」と、
リフレクソロジーも追加して、価格も据え置きにされたそうです。
しばらくして、
低価格なこと以外にも、サロンの雰囲気や彼女の人柄も手伝って、
お客様が徐々に増えたのですが、彼女の望んだ売上にはとても届かず、
貯金を切り崩す生活が始まり、しまいには、
あんなに楽しかった施術が楽しくないものに変わっていきました。
予約が入らなくても憂鬱…、
予約の電話が入っても気乗りせず…。
勉強のために受けに行った他のサロンさんで、
明らかに自分より施術がうまくはないのに、
自分のサロンの価格より高い料金を払って帰った後、
「自分の施術の値段はなんでこんなに安いんだろう」
「こんなに安くないと人に求められない技術なのか」
「なんて私の価値は低いんだろう」
と、その夜中、気づいたら大声で嗚咽して泣いていたそうです。
そのころにお会いして、ゆっくりとお話を伺い、
まず、ご自身と行動を分けて捉え直していただきました。
(どういうお話しをしたかについては、メンタルケアの講座でご案内します)
そのうえで、これからお話しする価格設定の方法に基づいて、
改めて価格と価値の再設定をしていただきました。
その後は、足りないと感じられた部分を埋める作業があったり
ホームページや接客の作り変えを一緒に行いました。
もちろん、その作業を一歩一歩と進めていった後は、
施術とサロン経営に改めてやりがいを感じて、
セラピストとしての自分とその技術に自信を持て、
さらなる技術と知識の向上にも意欲を持ち続け、
充実した日々を送っていらっしゃいます。
以前の彼女の低い価格設定が招いた事態の本質はなんだったのでしょう。
・欲しい収入に基づいた価格設定をしなかったので、
 サロン収入だけでは生活が苦しくなった
・施術が、楽しいものから、辛いものに変わり、
 もともとあった やりがいなども感じなくなった
・価格で競合と差別化しようとした結果、
 技術も競合と同等以下なのかと施術にも自信が持てなくなった
・お客様がその金額じゃないと来てくれないほどに
 自分自身の価値が低いとさえ感じるようになった
これは稀なケースではありません。
癒しの提供をするセラピストさんに特に多く、
お金をちょうだいすること自体が癒しと真逆に感じるから、
「こんなに安くていいの?」と価格でも喜んで欲しいから、
などを理由によく目の当たりにするケースです。
価格設定だけですべてが良い方に変わるとは言いませんが、
適正な価格にするだけでも避けられるケースが多いのも事実です。
こういった苦難に陥ることのない価格設定方法を学んでいただきます。
次の章では、
教科書的な価格設定方法に触れ、基本を踏まえていただきます。

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